山形県遊佐町の遊佐蒸溜所が、新作ブレンデッドウイスキー「YUZA Special Blend」を2026年10月1日に発売する。国産のグレーン原酒に、遊佐蒸溜所がこれまで積み重ねてきた多彩なモルト原酒を重ねた一本で、アルコール度数は46%、容量700ml。希望小売価格はカートンなしで4,950円、カートン付きで5,280円(いずれも税込)と、近年のジャパニーズウイスキーとしては手に取りやすい価格帯に収めた。

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(価格・在庫状況は記事公開時点のものです)

味わいの軸に据えられるのはシェリー樽由来のフルーティーなアロマで、レーズンを思わせる甘やかさと、メロウで複雑なフレーバーが折り重なるという。遊佐のブレンデッドはこれまで「YUZA Classical Blend」(税込11,000円)、定番の「YUZA Signature Blend」と展開されてきたが、今回の「Special Blend」はシリーズの中でもっとも求めやすい価格を実現した点が大きい。シングルモルトが入手困難になりがちな遊佐にあって、ブレンデッドは同蒸溜所の世界観に触れる現実的な入り口になっている。

焼酎メーカーが挑む「山形初のモルト」

遊佐蒸溜所を運営する株式会社金龍は、1950年に山形県内の日本酒メーカー9社の合弁で創業した、山形唯一の焼酎専門メーカーだ。日本酒・焼酎の消費減少と地域の人口減という将来の課題を見据え、新規事業としてウイスキー造りに乗り出し、2018年、名峰・鳥海山の伏流水に恵まれた遊佐町に蒸溜所を開設した。東北では3か所目のウイスキー蒸溜所にあたる。ポットスチルはスコットランドのフォーサイス社製、発酵槽にはカナダ産のベイマツを用い、若い原酒は樽出しせず、納得のいくまで熟成させてから瓶詰めするという方針を掲げる。「Tiny(ちっぽけな)・Lovely(かわいい)・Authentic(本物の)・Supreme(最高の)」の頭文字を取った「TLAS」をコンセプトに、小規模だからこそ可能な手仕事にこだわる。シングルモルトの評価が定着しつつある今、ブレンデッドの裾野を広げる今回の一本は、遊佐のものづくりをより多くの飲み手へ届ける役割を担う。

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出典: ジャパニーズウイスキーディクショナリー

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