ウイスキーの味の7〜8割は樽が決めるとも言われます。ボトラーズウイスキーのラベルには必ず「Cask Type(樽の種類)」が記載されており、これを読めると自分の好みに合った一本が選びやすくなります。
主要な樽の種類と味の特徴
シェリー樽(Sherry Butt / Sherry Hogshead)
スペインのシェリーワインを貯蔵していた大型樽(500L前後)。ドライフルーツ・レーズン・チョコレート・シナモンの甘い香りが特徴。色が濃く、リッチで複雑な風味。山崎や響が好きな方に最もおすすめの樽種です。
バーボン樽(Bourbon Barrel / Hogshead)
バーボンウイスキーを熟成後に払い下げられた樽(200L前後)。バニラ・ハチミツ・洋梨・ライトオークの香り。色は淡い黄金色で、飲みやすくフルーティー。最も流通量が多く、ボトラーズウイスキーの主流。
ポートパイプ(Port Pipe)
ポルトガルのポートワイン樽(500L以上の大型)。チェリー・プラム・イチゴジャム系の甘酸っぱい香りが加わり、シェリーより軽やかでフルーティー。フィニッシュ(後熟)に使われることが多い。
ワイン樽(Wine Cask)
ブルゴーニュやソーテルヌなど様々なワイン樽が使われる。ベリー系・花・柑橘など使われるワインによって大きく味が変わります。ボトラーズが実験的なカスクフィニッシュに用いることが多い。
バージンオーク(Virgin Oak)
一度も使われていない新しい樽。タンニン・スパイス・バニラが強く、短期熟成でも濃い風味になります。アメリカンウイスキーの手法に近く、個性的な仕上がりになります。
自分の好みを樽で選ぶガイド
| 好みの味わい | 選ぶべき樽 |
|---|---|
| 甘くリッチ、チョコ・ドライフルーツ | シェリー樽 |
| バニラ・ハチミツ・軽快 | バーボン樽 |
| フルーティー・甘酸っぱい | ポートパイプ |
| 複雑・実験的 | ワイン樽・バージンオーク |
まとめ
樽の種類を覚えると、ボトラーズウイスキーのラベルを見ただけで「だいたいこんな味だろう」と予想できるようになります。まずはシェリー樽とバーボン樽を飲み比べてみることで、自分の好みが明確になります。