ウイスキー評論家の土屋守氏が顧問を務める国内のボトラーズ会社、株式会社カスクアンドフォレスト(CASK & FOREST)は、シングルカスクシリーズ「THE NATIVE CASK(ザ・ネイティブ・カスク)」の新作2銘柄を、2026年9月29日(火)11時から公式オンラインストアで発売した。ラインナップは滋賀・長濱蒸溜所の「#3.2 ヘビリーピーテッド」と、鹿児島・菱田蒸溜所の「#4 焙煎麦グレーンウイスキー」。いずれも一樽の原酒をボトリングしたシングルカスクだ。
(価格・在庫状況は記事公開時点のものです)
#3.2 長濱蒸溜所 ヘビリーピーテッド(18,700円)
2022年蒸留・2026年ボトリング。ローリエット種のヘビリーピーテッド麦芽を使い、ファーストフィルのバーボンバレルで熟成させた原酒を加水せずに瓶詰めした。熟成場所は全長300メートルを超えるトンネル内で、年間の温度変化が小さくエンジェルズシェアも抑えられる環境だという。テイスティングノートでは、焼き魚を思わせる香ばしいスモークの後に甘みが追いかけ、ソフトなピート香の長い余韻が続くと評されている。
#4 菱田蒸溜所 焙煎麦グレーンウイスキー(8,800円)
菱田蒸溜所は1901年創業の焼酎蔵・天星酒造が2022年に立ち上げた、モルトとグレーンの両方を造れる蒸溜所。本品は同社の麦焼酎にも使う焙煎大麦(チョコレートバーレイ)を原料にしたユニークなグレーン原酒で、2023年蒸留、バーボンバレルで3年熟成させた。バニラやメープル、蜂蜜の甘い香りに、ローストした麦芽とライ麦のようなスパイスが重なり、後口にチョコレートバーレイ特有の焦げたニュアンスが現れる。
海外の独立瓶詰業者に比べ、日本の蒸溜所の原酒を一樽単位で世に出す国内ボトラーズはまだ少ない。蒸溜所のオフィシャルでは見えにくい「一樽の個性」を届ける存在として、シリーズの今後のリリースにも注目したい。購入はCASK&FOREST ONLINE SHOPから。