国際的な酒類品評会「IWSC(インターナショナル・ワイン&スピリッツ・コンペティション)」の2026年度審査結果で、独立ボトラーズの樽出しウイスキーが軒並み高評価を獲得したと、英ウイスキーメディアThe Whiskey Washが8月11日付で報じた。蒸留所の定番ラインナップにはない、希少カスクならではの個性が評価された形だ。

最高評価は、East Asia Whisky Companyがボトリングしたブナハーブン35年でGold Outstanding(98点)。価格は1,200ポンドと稀少な高価格帯だが、ドライフルーツやライム、海塩を思わせる複雑な香りが評価された。同じくGold Outstanding(98点)を得たのが、Spiritfilledがリリースしたアベラワーのペドロ・ヒメネス(PX)シェリー樽フィニッシュ13年。ミルクチョコレートとスルタナレーズンを思わせる甘やかな熟成香が特徴で、価格は125ポンドと比較的手が届きやすい。

アフィリエイト

アベラワー12年を楽天市場で探す

(価格・在庫状況は記事公開時点のものです)

このほか、DS Taymanのモートラック15年(コニャック樽フィニッシュ)がGold(96点)を獲得。モートラックらしい「肉厚」な骨格にチェリーのニュアンスが加わったと評された。Fruitful Spiritsのハイランドパーク21年、SMWS(スコッチ・モルト・ウイスキー・ソサエティ)のロッホローモンド20年、Murray McDavidのベンリネス11年、Gleann Mór Spiritsのキャンベルタウン10年も金賞・銀賞に輝き、独立ボトラーズ勢の層の厚さを示した。

独立ボトラーズが支持される理由

独立ボトラーズとは、蒸留所から樽ごと原酒を買い付け、独自の基準でボトリングする業者のこと。ゴードン&マクファイルやシグナトリー、ケイデンヘッドといった老舗に加え、近年はSpiritfilledやDS Taymanのような新興ボトラーズも台頭している。蒸留所公式の定番ボトルにはない一樽ごとの個性を求めるファンから根強い支持を集めており、今回の受賞は独立ボトラーズ全体の再評価を後押ししそうだ。

🥃 あわせて読みたい

出典: The Whiskey Wash