スコットランドの独立系ボトラー、ハンターレインが手がけるアイラ・シングルモルト「スカラバス」から、限定商品「スカラバス シガーモルト」が登場する。輸入元の株式会社ジャパンインポートシステムによると、日本国内240本の数量限定で、2026年9月4日より全国の酒販店へ出荷を開始する。
(価格・在庫状況は記事公開時点のものです)
「スカラバス」は、ゲール語で「隠れ家」を意味するとされるアイラ島の呼称に由来するブランドで、蒸留所名を明かさないシークレット・アイラモルトとして流通している。ハンターレインはグレンアラヒーの再興でも知られるスチュワート・レイン一族が2013年に立ち上げた家族経営のボトラーで、樽の目利きと素直な樽出しの表現に定評がある。スカラバスはそのアイラ入門として、比較的手に取りやすい価格帯で人気を集めてきた。
シガーとのペアリングを狙った全期間シェリー樽熟成
今回の「シガーモルト」は、その名の通り上質な葉巻との相性を追求して造られた一本だ。シェリー樽を中心とした酒精強化ワイン樽で全期間熟成し、アルコール度数46%でボトリングされている。輸入元の解説によれば、アイラらしい力強いピートスモークに、レザーを思わせる深みとヨーロピアンオーク由来のスパイスが重なり、重層的で余韻の長い味わいに仕上がっているという。
葉巻のために設計されたウイスキーは、キューバ産ラムやハイランドの長熟モルトに例が多いが、アイラのピートとシェリーの甘みを組み合わせる方向は珍しい。煙と煙、樽の甘みと葉巻の香ばしさを重ねて楽しむ提案であり、家飲みでチョコレートやドライフルーツと合わせるだけでも成立する構成といえる。
240本という本数は、行きわたる店舗が限られることを意味する。ハンターレインやスカラバスのシェリー系リリースに関心があるなら、9月上旬の入荷情報を早めに追っておきたい。