熊本県山鹿市の山鹿蒸溜所が、アジア最大級の酒類品評会「東京ウイスキー&スピリッツコンペティション(TWSC)2026」で「ベスト・ジャパニーズ・クラフト・ディスティラリー賞」を受賞した。同社の本坊正文社長は8月24日、山鹿市の早田順一市長を訪ねて受賞を報告し、あらためて地元とともに歩む姿勢を示した。
(価格・在庫状況は記事公開時点のものです)
「ベスト・ジャパニーズ・クラフト・ディスティラリー賞」は、TWSC独自の調査に基づき、この1年で最も活躍したクラフト蒸留所に贈られる賞だ。2025年10月に発売した初のシングルモルト「山鹿ザ・ファースト」がTWSC 2026で金賞を獲得したことに加え、地域文化の発信と品質へのこだわりが高く評価された。稼働から数年でアジアの品評会で頂点に立ったことになる。
目次
灯籠の町から世界へ
山鹿蒸溜所は本坊酒造の支援を受け、2021年に熊本県北部の山鹿市に誕生した。山鹿は室町時代から続く「山鹿灯籠」で知られる城下町で、菊池川水系の清冽な水に恵まれる。蒸溜所は「山鹿灯籠踊り」を舞う女性たちのエレガントさを味わいのイメージに掲げ、フルーティーでクリーミーな酒質を個性としてきた。九州のクラフト蒸溜所としては後発ながら、短期間で国際的な評価を得た形だ。
山鹿蒸溜所は今後も品質のさらなる向上と、地域社会との連携による山鹿の魅力発信に取り組むとしている。10月8日にはノンピートのシングルモルト「山鹿2026 Edition」の発売も控えており、今回の受賞を弾みに新たなファン層の開拓を狙う。
出典: 山鹿蒸溜所 公式サイト