株式会社ジャパンインポートシステムは10月5日、スコットランドの独立系ボトラー「ダグラスレイン」が手がける新しいスペイサイドシングルモルト「YULA(ユラ)」を、2026年10月7日から全国の酒販店向けに出荷開始すると発表しました。容量700ml・アルコール度数40%で、目安小売価格は税込7,590円です。
(価格・在庫状況は記事公開時点のものです)
古代の伝承をまとったスモールバッチのスペイサイド
YULAのコンセプトは「INSPIRED BY ANCIENT FOLKLORE, STEEPED IN TRADITION.(古代の伝承に着想を得て、伝統に根ざす)」。ブラック&ホワイトを基調にゴールドを差し色とし、人物や鳥、星を緻密に描き込んだアートワークがボトルからカートンまで続きます。中身はスモールバッチで仕立てたスペイサイドのシングルモルトで、発表資料のテイスティングノートでは、香りにシェリーを思わせる甘いスパイス、味わいに蜂蜜のような大麦の甘みとカカオ・ドライフルーツ、フィニッシュにはチャーしたオークとバニラ、アンズのニュアンスが続くとされています。
ボトラーズ視点で見るYULAの位置づけ
ダグラスレインは1948年にグラスゴーで創業した老舗ボトラーで、シングルモルトの基準に満たない樽は無理にリリースせずブレンデッドへ回すという厳格な姿勢で知られます。アイラの「ビッグピート」をはじめとするエリア別ブレンデッドモルト「リマーカブルリージョナルモルト」シリーズでも、地域の個性をわかりやすく一本に落とし込んできました。なお「YULA」の名は同社が過去に発売した長熟ボトルのシリーズでも使われていますが、今回日本に上陸するのは40%・税込7,590円のスペイサイドシングルモルトです。
蒸溜所名を明かさない“ブランデッド”なシングルモルトは、ボトラーズならではの手頃な入口です。シェリー由来の甘さを前面に出した設計のため、ストレートはもちろんハイボールでも甘香ばしさが伸びるタイプと考えられます。1万円以下でダグラスレインの仕事に触れられる新定番として、まずは10月7日以降の店頭入荷をチェックしたいところです。