オーストラリアのクラフト蒸留所アーチーローズ(Archie Rose Distilling Co.)は8月26日、俳優のクリス・ヘムズワースが共同オーナーとして経営に参画すると発表した。マーベル映画「ソー」で知られるヘムズワースは、同ブランドのグローバルアンバサダーとして、オーストラリア産ウイスキーを世界的なカテゴリーとして確立する取り組みを牽引する。
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アーチーローズは2014年、ウィル・エドワーズ氏がシドニーで創業した。現在はシドニー・ローズベリーに拠点を置き、地元農家が育てたオーストラリア産モルト100%でウイスキーやジンを製造する。蒸留所専用に契約栽培したライ麦や大麦を使う点が特徴で、国際的なコンペティションでの受賞歴も多い。
ヘムズワース共同開発の3種、2026年内にアジアへ
発表に合わせ、アーチーローズは今後1年の海外展開計画も明らかにした。年内に初めて米国市場へ参入するほか、ヘムズワースと共同開発したウイスキー3種を2026年内にアジアとニュージーランドで、2027年に欧州と英国で発売する。日本を含むアジアでの具体的な時期は示されていないが、「アジア」の枠組みでの投入が見込まれる。
ヘムズワースはコメントで「世界のどこにいても、アーチーローズのウイスキーを口にすると、仲間とオーストラリアの森でたき火を囲んだあの感覚に一瞬で引き戻される」と述べ、オーストラリア産モルトのみを使う姿勢を高く評価した。エドワーズ氏は「私たちは単に酒を造っているのではなく、オーストラリアの原料と創意を土台に世界最高のウイスキーやジンを生み出そうとしている」とコメントしている。著名人を起用したブランド展開は、シーバスリーガルがF1ドライバーのシャルル・ルクレールと組んだ例などスコッチでも広がっており、認知度の低い豪州ウイスキーの底上げにつながるか注目される。