米ケンタッキー州ダンビルに本拠を置くIJWウイスキーのグループ会社、シダーフィールド合同会社(本社・東京都港区)が、北海道千歳市泉沢の千歳臨空工業団地内で大規模なウイスキー蒸留所の建設を進めている。地元経済メディア「リアルエコノミー」が8月31日に報じた。竣工は2027年6月末を予定する。
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建設地は千歳臨空工業団地内の約5万坪(16万4145平方メートル)。デンソー北海道や北海道キッコーマン、ミツミ電機の工場が並ぶエリアで、この広大な敷地に蒸留施設と原酒の貯蔵庫が整備される。日本国内の水で仕込み、3年以上熟成させたジャパニーズウイスキーを、国内最大級となる年間2000万リットル規模で生産する計画だという。
シダーフィールドの原酒が飲めるのは、竣工後3年以上の熟成を経る早くても2030年以降。いま北海道のシングルモルトを味わうなら、道内最古の余市蒸溜所の定番から。
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隈研吾事務所がデザイン監修、村田機械の自動倉庫を導入
建物の基本設計とデザイン監修は隈研吾建築都市設計事務所(東京都港区)が担当し、実施設計・監理と施工は伊藤組土建(札幌市)が手がける。原酒の保管・管理には村田機械(京都市)の自動倉庫が入る。建設工事は2025年2月に始まっており、現場にはすでに巨大な構造物が姿を現し、米国などから蒸留装置の搬入作業も進んでいる。竣工オープンは工期終了後になる見通しだ。
親会社のIJWウイスキーは米国でウイスキー事業を展開する企業で、海外資本が日本のクラフトウイスキー市場に参入する動きの一つといえる。北海道内では、堀江貴文氏が参画する大樹町の蒸留所や登別市の新規計画など、開業を目指すプロジェクトが相次いでいる。年産2000万リットル級という規模は既存のジャパニーズウイスキー大手に迫る水準で、稼働すれば国内の生産地図に影響を与えそうだ。ジャパニーズウイスキーの表示基準では国内での糖化・発酵・蒸留と3年以上の国内熟成が求められており、シダーフィールドもこの基準に沿った生産を掲げている。
出典: リアルエコノミー