米バーモント州を拠点とするアメリカンウイスキー専門の独立ボトラー「ロスト・ランタン(Lost Lantern)」が、2026年秋のリリースとして、テネシー州の老舗ジョージ・ディッケル(カスケード・ホロウ蒸溜所)の原酒だけで構成する「George Dickel Collection」を発表しました。同社にとって初の単一蒸溜所コレクションであり、大手の歴史ある蒸溜所と組むのも初めてです。発売は現地時間10月21日で、同社公式サイトやSeelbach’s、カリフォルニア・ニューヨーク・マサチューセッツ・イリノイ州の一部小売店などで販売されます。

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コレクションの中身

中心となる「Single Distillery Series」は3銘柄。11〜18年熟成の7樽をブレンドし、約4分の1を18年原酒が占めるテネシーウイスキー「Fabled Forest」(93.2プルーフ・815本・99.99ドル)、ディッケルが蒸溜したライ麦ウイスキーを初めて単独でボトリングした7年熟成の「Wild Woodland」(118.3プルーフ・664本・79.99ドル)、これまで一度も発売されていない小麦100%のウイスキーを4〜8年熟成させた「Golden Grove」(120.0プルーフ・677本・79.99ドル)です。ほかにも、チャコール・メローイングを経ないバーボンやライトウイスキーなど7スタイルのシングルカスクが小売店別に用意されます。全品がカスクストレングス・ノンチルフィルター・無着色で、ラベルに原酒の出所を明記しています。

スコッチの「ボトラーズ」文化がアメリカでも広がる

原酒を樽で買い付け、自社の視点で選んでボトリングする独立ボトラーの手法は、スコッチではG&Mやシグナトリーなどでおなじみです。ロスト・ランタンはその手法をアメリカンウイスキーで実践する存在で、全米の小規模クラフト蒸溜所の原酒を中心に紹介してきました。今回は、ディアジオ傘下でアメリカンウイスキー開発を率いるニコル・オースティン氏と組み、蒸溜所の定番では見えない「普段は出回らない顔」を引き出した点に意義があります。共同創業者は「ウイスキーオタクのためのジョージ・ディッケル」と表現しています。

今回のコレクションは米国内向けで、日本での発売は案内されていません。ディッケルの個性を確かめるなら、国内で流通している定番ボトルを試しておくのが近道です。

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出典: Breaking Bourbon(Lost Lantern プレスリリース)