茨城県水戸市の高藏蒸留所が、ウイスキーの熟成に使った樽で漬け込んだ梅干し「高藏 CASK 梅干し」を数量限定で発売した。樽材に染み込んだウッディな香りと、熟成によって生まれるまろやかな旨みが梅干し本来の酸味と重なり合う、これまでにない味わいに仕上げているという。
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(価格・在庫状況は記事公開時点のものです)
高藏蒸留所は、約60年の休止を経て復活したウイスキー蒸留所として知られる。原酒の熟成に使う樽は、ウイスキーの個性を決める重要な要素であると同時に、繰り返し使用するうちに樽材の香味成分が少しずつ失われ、やがて原酒の熟成には使いにくくなっていく資材でもある。今回のように役目を終えつつある樽の香味資源を食品へと転用する取り組みは、蒸留所にとって樽を無駄にしないサステナブルな挑戦であると同時に、ウイスキーファンにボトル以外の切り口で蒸留所の個性を体験してもらう新たな入り口にもなりそうだ。
ウイスキー樽で漬け込む食品は近年、蒸留所併設の売店や地域の特産品開発などで少しずつ広がりを見せている分野で、樽由来のスモーキーさや樽材の香りをそのまま味わえる点が支持されている。梅干しという昔ながらの和の食品とウイスキー樽という異色の組み合わせは、地域の蒸留所ならではの発想とも言えるだろう。数量限定のため、気になる人は早めの入手をおすすめしたい。
出典: STRAIGHT PRESS