「厚岸 ボトラーズ」と検索しても、体系立てて解説しているページはほとんど見つからない。結論から言うと、2026年9月30日時点でゴードン&マクファイルやシグナトリーといった海外の独立系ボトラーズ(IB)が瓶詰めした厚岸は、国内通販で1本も見つからない。当サイトがボトラーズ52社の社名と「厚岸」「Akkeshi」を掛け合わせて楽天市場を横断調査した結果だ。

ただし「厚岸の変わり種」がまったく無いわけではない。酒販店やバーが樽を選んだシングルカスク(PB)と、マルス津貫蒸溜所が厚岸の原酒を熟成・瓶詰めした「モルトデュオ」は実際に買える。本記事では、なぜ海外ボトラーズ版が出てこないのかを蒸溜所の成り立ちと販売戦略から整理し、ボトラーズ版の代わりになる選択肢と、いま実際に買える29本を最後にまとめて紹介する。

厚岸のボトラーズ版とは?オフィシャルとの違い

ボトラーズ版(独立瓶詰め)とは、蒸溜所から樽を買い取った別会社が、独自の判断で熟成・瓶詰めして販売するウイスキーのことだ。スコットランドでは100年以上前から確立したビジネスモデルで、ボトラーズウイスキーの買い方で解説した通り、オフィシャルにはない個性的な原酒に出会えるのが魅力になっている。

厚岸蒸溜所(北海道厚岸町、堅展実業運営)の場合、この意味でのボトラーズ版は現状見当たらない。代わりに存在するのは、次の3タイプだ。

タイプ 瓶詰め 中身の選定 いま買えるか
公式(二十四節気・ニューボーン・限定品) 厚岸蒸溜所 厚岸蒸溜所 多数(20本以上)
酒販店・バー向けシングルカスク(PB) 厚岸蒸溜所 酒販店・バー・外部メディア 数本(4万円超)
他蒸溜所による瓶詰め(モルトデュオ) 本坊酒造(マルス津貫) 本坊酒造 あり(2万円台)
海外の独立系ボトラーズ(G&M・シグナトリー等) 各ボトラーズ 各ボトラーズ 0本

PBは「樽を選ぶのは外部、瓶詰めは蒸溜所」という点で、ボトラーズ版とオフィシャルの中間にある。一方、モルトデュオは厚岸の原酒を別の蒸溜所が自分の土地で熟成させ、自社名義で瓶詰めしたもので、実態としてはボトラーズ版に最も近い。ラベルに「for ○○」とあればPB、「マルスウイスキー」とあれば他蒸溜所の瓶詰めと覚えておけば迷わない。

「厚岸 ボトラーズ」で検索しても出てこない理由

商品名に「ボトラーズ」という語はまず入らないため、この検索語では何もヒットしない。PBは「厚岸 シングルカスク」「厚岸 for」、他蒸溜所の瓶詰めは「モルトデュオ 厚岸」で探すのが正しい。検索語の選び方は後述の「どこで買う?」で詳しく扱う。

厚岸原酒の個性と、それでも海外ボトラーズに樽が出ない理由

ボトラーズ版が無いとはいえ、厚岸の原酒はボトラーズ的な視点で見ても面白い要素を多く備えている。先に原酒の個性、次に樽が外へ出ない理由を整理する。

ピーテッド原酒とミズナラ樽の組み合わせ

厚岸はアイラ島に似た冷涼湿潤な気候を活かし、ピーテッドモルトを軸に仕込んでいる。バーボン樽やシェリー樽に加え、日本固有のミズナラ樽を組み合わせている点が特徴だ。ミズナラ由来の白檀や伽羅を思わせる香りとピートの燻香が同居する原酒は、スコッチの伝統的なボトラーズ品にはない個性になる。後述するPBのシングルカスク(58度)は、まさにこの「加水・ブレンド前の原酒」を味わえる数少ない選択肢だ。

カスクストレングスでの熟成余地

冬夏の寒暖差と海霧は樽の呼吸を促し、スコットランドとは異なる速度で熟成が進むとされる。カスクストレングスとはで解説した通り、加水前の原酒は輪郭のはっきりした個性を楽しめる。公式でもシングルモルトは55度、ニューボーンは58〜60度と高めの度数で瓶詰めされており、原酒の力強さを前面に出す方針がうかがえる。

理由1:蒸溜所としての歴史がまだ浅い

厚岸蒸溜所は2016年10月に蒸溜を開始した比較的新しい蒸溜所だ(詳しい沿革は厚岸蒸溜所完全ガイドを参照)。稼働から10年に満たない段階では熟成年数の長い樽が少なく、外部へ卸せるほどの余剰原酒を抱えにくい。スコッチの老舗蒸溜所が数十年前から樽を放出してきたのとは前提条件が大きく異なる。

理由2:抽選・特約店中心の販売戦略

厚岸は「二十四節気」シリーズを中心に年数本のペースで自社リリースを行い、抽選や特約店経由の販売に力を入れてきた。需要が供給を上回る状態が続いているため、樽ごと海外のボトラーズへ卸すインセンティブが働きにくい。樽を外に出す場合も、国内の酒販店・バーが選ぶPBや、同じ2016年創業の津貫蒸溜所との原酒交換といった顔の見える相手に限定しているのが実態だ。

理由3:年間生産量と樽構成へのこだわり

ボトラーズへの樽供給は、年間生産量に余裕があって初めて成立する。数百万リットル規模のスコッチ蒸溜所と違い、厚岸は自社リリースで需要をまかなうのがやっとの規模だ。さらにバーボン樽・シェリー樽・ワイン樽・ミズナラ樽を使い分けて自社のブレンドを組み立てているため、個性の強い樽ほど自社で使い切りたい事情もある。

日本の他蒸溜所と比べると

厚岸だけが特別に閉鎖的なのではなく、日本のクラフト蒸溜所全体に共通する傾向がある。秩父蒸溜所も海外ボトラーズへの樽供給は限られ、流通するのは酒販店・バー向けのプライベートカスクや二次流通品が中心だ。グレンモーレンジィやバルヴェニーのように、スコッチの老舗でも自社ブランドの一貫性を重視する蒸溜所ほど外部への樽放出は絞られる。厚岸はそれ以前の「海外へ樽を出す商習慣自体がまだない」段階にあると理解するのが正確だ。

主要ボトラーズ各社の厚岸表現を比較する

「どこが瓶詰めした厚岸が、いま何本買えるか」で並べると次の通りだ。在庫の多い順に並べている。

瓶詰め・選定 国内在庫(2026年9月) 価格帯 向いている人
厚岸蒸溜所(公式) 二十四節気を中心に20本以上 1万円台〜7万円台 まず厚岸の味を知りたい人
本坊酒造(マルス津貫) モルトデュオ 津貫×厚岸 2024 2万円台 「他社の手による厚岸」を試したい人
信濃屋・BAR BARNS ほか酒販店・バー(PB) シングルカスク等 数本 7万円台〜 単一樽の原酒を狙うコレクター
ゴードン&マクファイル/シグナトリー/ダグラスレイン/ケイデンヘッド/ハンターレイン/ベリーブラザーズ&ラッド 0本 — (現状は選択肢にならない)

公式:比較の基準になる「二十四節気」

厚岸を語るうえでの基準点は公式の二十四節気シリーズだ。季節の名を冠し、シングルモルト(55度)とブレンデッド/シングルブレンデッド(48度)が交互にリリースされる。同じ蒸溜所でもボトルごとに樽構成とピートの強さが変わるため、シリーズ内で飲み比べるだけでも「樽の違いが味をどう変えるか」というボトラーズ的な楽しみ方ができる。

マルス津貫:厚岸原酒を鹿児島で熟成させた唯一の「他社瓶詰め」

同じ2016年に蒸溜を始めた厚岸蒸溜所とマルス津貫蒸溜所は、2018年に互いのモルト原酒を交換し、それぞれの土地で熟成させてきた。マルスウイスキー モルトデュオ 津貫×厚岸 2024は、津貫で熟成させた厚岸原酒と津貫原酒をヴァッティングし、本坊酒造が瓶詰めしたブレンデッドモルトだ。北海道の原酒が南九州の温暖な気候でどう育つかを確かめられる、実質的な「ボトラーズ版厚岸」と言える。なお、厚岸側で熟成させた交換原酒は、厚岸蒸溜所から「カムイウイスキー カパッチリカムイ」として発売されている。

PB:酒販店・バーが選んだシングルカスク

国内の酒販店やバーが厚岸蒸溜所の樽を選び、「for ○○」の名義で瓶詰めしてもらったボトルだ。信濃屋とBAR BARNSが選んだピーテッドのシングルカスク(2018年蒸溜・2022年瓶詰・58度)が代表例で、カスクストレングスのまま単一樽の個性を味わえる。単一樽ゆえに本数が限られ、流通価格は7万円を超える。

海外ボトラーズ:他蒸溜所では定番だが、厚岸では現状見つからない

ゴードン&マクファイル、シグナトリー・ヴィンテージ、ダグラスレイン、ケイデンヘッド、ハンターレイン、ベリーブラザーズ&ラッドの6社は、スコッチの多くの蒸溜所で国内流通がある定番ボトラーズだ。しかし厚岸については6社とも楽天で0本だった。ダンカンテイラーやアデルフィ、国内瓶詰の三河屋・ウイスク・イーなども同様に0本である。今後、熟成年数が伸びて樽の外部供給が始まれば状況は変わりうるが、2026年時点でこれらの社名を頼りに厚岸を探すのは現実的ではない。

価格帯別に見る厚岸の選び方

厚岸は定価に対してプレミアム価格で流通しているボトルが多い。楽天の実勢価格(2026年9月30日時点)で整理すると次のようになる。

1万円台:ニューボーンで原酒の素顔を知る

最も手頃なのは200mlのニューボーン(約10,500円〜)。熟成1年前後の若い原酒を58〜60度で瓶詰めしたもので、厚岸の「素材」を知る教材になる。700mlでは二十四節気のブレンデッド・小雪が約17,600円と最安クラスだ。

2万円台:二十四節気とモルトデュオの主戦場

ブレンデッドの穀雨・霜降・小満、シングルモルトの小寒・立秋、そしてマルスのモルトデュオ(約22,550円)がこの価格帯に集まる。公式と他社瓶詰めを1本ずつ選ぶと、同じ厚岸原酒でも熟成地と造り手で味がどう変わるかを比べられる。

3万円台:新作シングルモルトとヴァッテッド

2026年リリースの春分・秋分・夏至や、厚岸と津貫の原酒を厚岸で熟成させたカパッチリカムイ(約33,000円)がこの帯。新作は発売直後ほど定価に近く、時間が経つと上がる傾向がある。

4万円超:コレクター向け(初期リリース・PB)

シリーズ第1弾の寒露(2020年)、初期の処暑・立冬(2021年)、限定の雅・カムイチェップ、そしてPBのシングルカスクがこの価格帯だ。飲むより「集める」「記念に開ける」目的の人向けで、衝動買いより相場の確認を優先したい。

どこで買う?入手ルート

正規ルート:抽選・特約店

二十四節気の新作は、特約店の抽選や店頭販売が基本になる。定価で買えるのはこのルートだけなので、発売時期(シリーズはおおむね季節ごと)に合わせて特約店の告知を確認したい。

通販(楽天・Amazon):過去作とPBの受け皿

抽選に外れた場合や過去作を探す場合は通販が現実的な選択肢になる。楽天では過去作を含む二十四節気の大半が見つかる一方、Amazonは在庫が薄く、出品者による価格差が大きい。検索は次の語が有効だ。

  • 公式:「厚岸 {節気名}」(例:厚岸 大寒、厚岸 秋分)
  • PB:「厚岸 シングルカスク」「厚岸 for」
  • 他蒸溜所の瓶詰め:「モルトデュオ 厚岸」

「厚岸 ボトラーズ」では商品名に語が含まれないため、ほぼ何もヒットしない点に注意したい。

バーで飲む

PBは「for BAR ○○」と名の付く通り、選定したバーで1杯から飲めることが多い。7万円を超えるボトルをいきなり買う前に、バーで味を確かめるのが賢明だ。

購入前に確認すべきポイント・注意点

配送地域の限定と「お1人様1本」

楽天の厚岸には「東京都内配送限定」「北海道内限定発送」など配送先を限定した出品が多い。リサイクル店の出品に多く、注文後にキャンセルになるケースもあるため、商品名の【】内を必ず確認したい。

中古・未開栓品の扱い

「中古・未開栓」は一度個人の手に渡った品で、保管状態の保証がない。箱の有無でも価格が数千円変わる。贈答用なら新品・箱付きを選びたい。

シングルモルトとブレンデッドの取り違え

二十四節気は節気によってシングルモルト(55度)とブレンデッド(48度)が入れ替わる。ピートの効いたモルトを期待してブレンデッドを買う、といった取り違えが起きやすいので、商品名の種別と度数を確認しておきたい。

よくある質問

Q: 厚岸のボトラーズ品は本当に一本も存在しないのですか?

A: 海外の独立系ボトラーズ(ゴードン&マクファイル、シグナトリー等)が瓶詰めした厚岸は、2026年9月時点で国内通販に1本も見つからなかった。ただし、酒販店・バーが樽を選んだシングルカスク(PB)と、マルス津貫蒸溜所が厚岸の原酒を熟成・瓶詰めした「モルトデュオ 津貫×厚岸 2024」は購入できる。

Q: 厚岸はいつかボトラーズに樽を卸すようになりますか?

A: 断定はできないが、可能性はゼロではない。すでに国内の酒販店・バー向けPBや津貫蒸溜所との原酒交換は行われており、熟成原酒のストックが厚みを増せば外部供給の幅が広がる余地はある。ただし現状は需要が供給を上回っており、当面は自社リリース優先が続くと考えられる。

Q: 最初の1本はどれがおすすめですか?

A: 厚岸らしいピートを知りたいなら二十四節気のシングルモルト(55度)、飲みやすさ重視ならブレンデッド(48度)が基準になる。「ボトラーズ的な飲み比べ」をしたいなら、公式の1本とマルスのモルトデュオを並べると、熟成地の違いがわかりやすい。

Q: PBのシングルカスクは公式とどう違うのですか?

A: 瓶詰めは厚岸蒸溜所だが、どの樽を詰めるかを酒販店やバーが選んでいる。単一の樽をカスクストレングス(58度前後)で瓶詰めするため、複数の樽をブレンドする二十四節気よりも樽ごとの個性が強く出る。ラベルの「for ○○」、蒸溜年・瓶詰年、カスク番号で見分けられる。

【2026年9月調査】いま日本で実際に買える厚岸全リスト

2026年9月30日時点で、楽天市場の在庫をボトラーズ52社(Tier1〜3・国内瓶詰)の社名×「厚岸」と、「厚岸」「Akkeshi」「厚岸 シングルカスク」「厚岸 for」など15の検索語(各3ページ)で横断調査した。海外の独立系ボトラーズ版は0本で、ゴードン&マクファイル、シグナトリー・ヴィンテージ、ダグラスレイン、ケイデンヘッド、ハンターレイン、ベリーブラザーズ&ラッド、ダンカンテイラーのいずれも見つからなかった。実際に買えるのは、他蒸溜所(マルス)の瓶詰め1本・酒販店などのPB4本・公式24本の計29本だ(同一商品の重複出品、配送地域限定・中古品は原則除外)。

結論:買える厚岸全29本(安い順)

商品名をクリックすると在庫ページに移動する。各ボトルの特徴は表の下で解説する。

ボトル 瓶詰 度数 楽天価格 ひとこと
厚岸 ニューボーン 2018 FOUNDATIONS1 60度 200ml(箱なし) 公式(ニューボーン) 60度 約10,000円 記念すべき初リリース
厚岸 ニューボーン 2018 FOUNDATIONS2 58度 200ml 公式(ニューボーン) 58度 約10,500円 最安。熟成前の原酒そのもの
厚岸 小雪(しょうせつ)2023 ブレンデッド 48度 700ml 公式(二十四節気) 48度 約17,600円 700mlの最安クラス
厚岸 穀雨(こくう)2024 ブレンデッド 48度 700ml 公式(二十四節気) 48度 約19,800円 ブレンデッドの入門
厚岸 霜降(そうこう)2024 ブレンデッド 48度 700ml 公式(二十四節気) 48度 約21,900円 シリーズ第17弾
厚岸 小満(しょうまん)2023 ブレンデッド 48度 700ml 公式(二十四節気) 48度 約22,000円 シリーズ第11弾
マルス モルトデュオ 津貫×厚岸 2024 51度 700ml 他蒸溜所(本坊酒造マルス) 51度 約22,550円 厚岸原酒を他社が瓶詰
厚岸 小寒(しょうかん)シングルモルト 55度 700ml 公式(二十四節気) 55度 約23,098円 シングルモルトの最安クラス
厚岸 立秋(りっしゅう) シングルモルト 55度 700ml 公式(二十四節気) 55度 約23,100円 2025年のシングルモルト
厚岸 大暑(たいしょ)2022 ブレンデッド 48度 700ml 公式(二十四節気) 48度 約24,600円 2022年のブレンデッド
厚岸 大寒(だいかん)2022 ブレンデッド 48度 700ml 公式(二十四節気) 48度 約24,800円 国際コンペで評価されたブレンデッド
厚岸 夏至(げし)2026 シングルブレンデッド 48度 700ml 公式(二十四節気) 48度 約28,000円 2026年リリースの新作
厚岸 立春(りっしゅん)2024 シングルモルト 55度 700ml 公式(二十四節気) 55度 約28,600円 ピートの効いたシングルモルト
厚岸 春分(しゅんぶん)2026 シングルモルト 55度 700ml 公式(二十四節気) 55度 約29,700円 2026年のシングルモルト
厚岸 秋分(しゅうぶん)シングルモルト 55度 700ml 公式(二十四節気) 55度 約29,700円 2026年秋の最新作
厚岸 啓蟄(けいちつ)2023 シングルモルト 55度 700ml 公式(二十四節気) 55度 約29,980円 シリーズ第10弾
厚岸 大雪(たいせつ)2022 シングルモルト 55度 700ml 公式(二十四節気) 55度 約31,000円 2022年のシングルモルト
カムイウイスキー カパッチリカムイ 厚岸×津貫 ヴァッテッドモルト 47度 700ml 公式(津貫との交換原酒) 47度 約33,000円 厚岸と津貫のヴァッテッド
厚岸 冬至(とうじ)2025 シングルブレンデッド 48度 700ml 公式(二十四節気) 48度 約34,100円 シングルブレンデッド
厚岸 鹿の通り道 ヴァッテッドモルト 2022 52度 700ml 公式(限定) 52度 約44,000円 限定ヴァッテッドモルト
厚岸 処暑(しょしょ)2021 ブレンデッド 48度 700ml 公式(二十四節気) 48度 約46,000円 2021年の初期ブレンデッド
厚岸 立冬(りっとう)2021 シングルモルト 55度 700ml 公式(二十四節気) 55度 約58,000円 2021年の初期シングルモルト
厚岸 シングルモルト 雅(みやび)55度 700ml 公式(限定) 55度 約62,800円 限定シングルモルト
厚岸 シングルモルト カムイチェップ 2024 53度 700ml 公式(限定) 53度 約63,800円 限定シングルモルト
厚岸 寒露(かんろ)2020 シングルモルト 55度 700ml(箱なし) 公式(二十四節気) 55度 約66,000円 シリーズ第1弾
厚岸×ウイスキペディア 2024 シングルモルト 53度 700ml PB(ウイスキペディア) 53度 約75,900円 外部の選定による限定ボトル
厚岸 シェリーペドロヒメネス ヤマツ柳屋120周年記念(グラス付) PB(ヤマツ柳屋) — 約81,999円 酒販店の周年記念ボトル
厚岸 シングルカスク 2018-2022 for BAR BARNS & 信濃屋 58度 700ml PB(信濃屋・BAR BARNS) 58度 約88,000円 2018年蒸溜のシングルカスク
厚岸 5年 シングルカスク ヘビリーピーテッド for BAR fishborn 58度 700ml(Cask No.607) PB(BAR fishborn) 58度 約135,000円 ヘビリーピーテッドの単一樽

価格・在庫は変動する。とくに二十四節気の過去作とPBは本数が限られ、売り切れると次の入荷時期が読めない。同じボトルでも店舗によって数千円〜1万円以上の差が出るため、購入前に複数店舗を確認してほしい。

ニューボーン ─ 最も安く「厚岸の原酒」に触れる

本格的なリリース前に、熟成途中の原酒を200mlで出した「ニューボーン」シリーズ。第1弾のFOUNDATIONS1はノンピートのバーボン樽熟成(60度)、第2弾のFOUNDATIONS2はピーテッドのバーボン樽熟成(58度)だ。熟成は1年前後と短いが、その分、蒸溜所が目指す酒質がそのまま出ている。

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厚岸 ニューボーン 2018 FOUNDATIONS2 58度 200ml(楽天 ¥10,500)

(価格・在庫は2026年9月30日時点。売り切れの場合があります)

二十四節気(ブレンデッド 48度)─ 2万円前後の入門帯

厚岸のモルト原酒にグレーン原酒を合わせたブレンデッド。小雪(約17,600円)、穀雨、霜降、小満、大暑が2万円前後で並ぶ。大寒は国際コンペティションで高い評価を受けたことで知られ、シリーズの名刺代わりの1本だ。

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厚岸 小雪(しょうせつ)2023 ブレンデッド 48度 700ml(楽天 ¥17,600)

(価格・在庫は2026年9月30日時点。売り切れの場合があります)

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厚岸 大寒(だいかん)2022 ブレンデッド 48度 700ml(楽天 ¥24,800)

(価格・在庫は2026年9月30日時点。売り切れの場合があります)

他蒸溜所の瓶詰め マルス モルトデュオ 津貫×厚岸 2024 ─ 実質的な「ボトラーズ版厚岸」

本記事のテーマに最も近い1本。2018年の原酒交換で津貫に渡った厚岸のモルト原酒を、鹿児島の温暖な気候で熟成させ、津貫の原酒とヴァッティングして本坊酒造が瓶詰めした。厚岸の原酒を、厚岸以外の造り手が仕上げたという点で、ボトラーズ版と同じ楽しみ方ができる。51度で約22,550円と価格も手頃だ。

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マルス モルトデュオ 津貫×厚岸 2024 51度 700ml(楽天 ¥22,550)

(価格・在庫は2026年9月30日時点。売り切れの場合があります)

二十四節気(シングルモルト 55度)─ 厚岸らしさの本命

厚岸のモルト原酒だけで構成し、55度で瓶詰めしたシングルモルト。小寒・立秋が2万円台、立春・春分・秋分・啓蟄・大雪が3万円前後。2026年秋の最新作秋分は発売直後で、いまシングルモルトを1本選ぶなら有力な候補になる。

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厚岸 小寒(しょうかん)シングルモルト 55度 700ml(楽天 ¥23,098)

(価格・在庫は2026年9月30日時点。売り切れの場合があります)

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厚岸 秋分(しゅうぶん)シングルモルト 55度 700ml(楽天 ¥29,700)

(価格・在庫は2026年9月30日時点。売り切れの場合があります)

ブレンデッドの流れをくみつつ単一蒸溜所の原酒で組み立てた「シングルブレンデッド」(夏至・冬至、48度)も3万円前後で入手できる。

カムイウイスキー カパッチリカムイ ─ 津貫原酒を厚岸で熟成させた相方

モルトデュオの「対」になるボトル。原酒交換で厚岸に届いた津貫の原酒と厚岸の原酒を、厚岸で熟成させて厚岸蒸溜所が発売したヴァッテッドモルト(47度)だ。モルトデュオと並べると、同じ2つの原酒が「北海道で育つか、鹿児島で育つか」の違いを飲み比べられる。

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4万円超:コレクター向け(初期作・限定品・PB)

ここからは飲むより「集める」「記念に開ける」ための価格帯。二十四節気の第1弾・寒露(2020年)、初期の処暑・立冬(2021年)、限定の鹿の通り道・雅・カムイチェップが並ぶ。

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PBでは、信濃屋とBAR BARNSが選んだピーテッドのシングルカスク(2018年蒸溜・2022年瓶詰・58度)と、BAR fishbornが選んだ5年熟成のヘビリーピーテッド(Cask No.607・58度)の2本が、現状在庫を確認できたシングルカスクだ。どちらも単一樽・カスクストレングスで、二十四節気のブレンドされた味とはまったく違う原酒の輪郭を味わえる。外部メディアとの共同ボトル「厚岸×ウイスキペディア」、老舗酒販店ヤマツ柳屋の120周年記念ボトル(ペドロヒメネス樽)も同じくPBの一種だ。

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厚岸×ウイスキペディア 2024 シングルモルト 53度 700ml(楽天 ¥75,900)

(価格・在庫は2026年9月30日時点。売り切れの場合があります)