愛知県西尾市の相生ユニビオ株式会社が手がけるシングルモルトウイスキーが、品評会で金賞を受賞し、数量限定で販売されることが分かった。同社は約150年の歴史を持つみりん・清酒メーカーで、2025年6月にOICグループへ参画したのを機に、自社蒸留所「碧南蒸留所」でのウイスキー造りを本格展開してきた。今回金賞を受賞したのは、三河地域の風土を映した香り立つシングルモルト。地元の気候を生かした熟成が評価され、受賞を機に限定発売されることが決まった。

老舗醸造メーカーが挑む国産ウイスキーの新潮流

相生ユニビオはこれまでシングルモルト「一碧(いっぺき)」や、ピート香を利かせたブレンデッドウイスキー「碧州」など、碧南蒸留所発のラインナップを段階的に拡充してきた。近年は全国各地で新規蒸留所の開業が相次いでいるが、同社の強みはみりんや清酒造りで長年培ってきた発酵・熟成の技術をウイスキー造りに応用できる点にある。今回の品評会での金賞受賞は、老舗が新規参入組と伍していく技術力の高さを裏付ける成果といえる。

愛知発ウイスキーの今後

ウイスキー人気の拡大とともに、地方の醸造・蒸留メーカーが自社ブランドを立ち上げる動きが各地で加速している。相生ユニビオも数量限定の「碧南蒸留所 MIKAWA MALT NEW BORN 2026」を投入するなど、三河地域を代表するウイスキーブランドとしての存在感を強めつつある。今後の熟成年数を重ねたラインナップ拡充にも注目したい。

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出典: 中日新聞Web