新潟県の変圧器メーカー・吉田電材工業株式会社が運営する「吉田電材蒸留所」が、蒸溜所として初となる2年熟成のシングルグレーンウイスキー「吉田電材蒸留所 スターデルタ2Y」を2026年8月8日に発売する。

北海道産デントコーンを主体とした原料を、アメリカンホワイトオークの新樽で2年間熟成させた700mlのフルボトルで、アルコール度数は53度。商品名の「スターデルタ」は、同社が本業として製造する変圧器の結線方式「スターデルタ結線」に由来しており、電材メーカーならではの発想が反映されたネーミングとなっている。

近年は電材・食品・酒造など異業種からウイスキー蒸留に参入する事例が全国で相次いでいるが、吉田電材蒸留所もその一つ。これまでは若い原酒であるニューポットが主力商品だったため、今回のようにボトル熟成年数を明示したフルボトルの登場は、蒸留免許取得から一定年数が経過し、長期熟成を見据えた原酒のストックが着実に積み上がってきたことの表れといえる。今後、3年・5年と熟成年数を重ねた上位ラインの展開があるかどうかにも注目が集まりそうだ。

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吉田電材蒸留所は、本業の製造業で培った技術・設備を生かして参入したクラフト蒸溜所の一つで、これまでは熟成期間の短いニューポット中心のラインナップだった。今回、初めて2年の熟成を経たフルボトル商品を送り出すことは、長期熟成に向けた原酒づくりが軌道に乗りつつあることを示す節目のリリースといえる。新潟県内では新潟亀田蒸溜所など複数の小規模蒸溜所が近年相次いで存在感を高めており、今回の発売も地域のクラフトウイスキーの厚みを増す動きの一つとなりそうだ。

出典: グルメプレス