「イチローズモルト」で知られるベンチャーウイスキーの系列会社が、北海道苫小牧市の産業用地「苫東」に建設したグレーンウイスキー専業の苫小牧蒸溜所を本格稼働させた。北海道新聞デジタルが2026年8月2日に伝えた。肥土伊知郎社長は選定地について水質・気候・物流の面で理想的な条件がそろっていたとし、「神様が導いた土地」と表現しているという。

輸入依存からの脱却へ

世界的な評価を集める「イチローズモルト&グレーン」はワールド・ウイスキー・アワードで幾度も最高賞に輝いてきた看板ブレンデッドウイスキーだが、原酒となるグレーンウイスキーはこれまで海外からの輸入に頼らざるを得なかった。苫小牧蒸溜所の稼働により、グレーン原酒を国内で自製できる体制が整うことになる。

ウイスキーとして流通させるには最低3年の熟成期間が必要なため、最初の出荷は2029年以降になる見込みという。秩父蒸溜所のモルト原酒と組み合わせることで、自社原酒のみで完結する純国産ブレンデッドウイスキーの実現に一歩近づく。

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出典: 北海道新聞デジタル